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【事例紹介】ワーキングアグリーメントのメリットや観点、具体例を簡単解説

Scrum-Working-Agreementスクラムの作成物

スクラム開発において、チームでの共同作業を実施していると必ずメンバー間で衝突することがあります。

この記事では、そんなチームを救い出す「ワーキングアグリーメント(Working Agreement)」に関して、わかりやすく説明します。

こんな人におすすめ

  • チームで争いが絶えない、、、
  • 議論が白熱して、時間内に結論が出ない
  • ワーキングアグリーメントが上手く機能しない
  • この記事を読んでわかること

  • ワーキングアグリーメントとは何か
  • ワーキングアグリーメントの観点や具体例
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    ワーキングアグリーメントとは?

    Scrum-Working-Agreement-3

    ワーキングアグリーメント(WorkingAgreement)とは、スクラムチームが規律を守って生産的に物事を進めるためにチーム全員で決めた働き方のルールのことです。

    チームでの仕事や開発において、メンバー間のコミュニケーションや意思決定を円滑にするために価値観を共有することが必要です。そのために、チームで一定のルールを設け、それをチーム全員で合意し、守り続ける必要があります。

    この記事では、具体的なメリットや作成観点を説明しますので、みなさんのチームでも取り入れなれないか検討してみてください。

    ワーキングアグリーメントの目的・メリット

    Scrum-Working-Agreement-4

    [目的]
    ワーキングアグリーメントを通して、共同作業をする際のチームの価値観を決定することが目的です。メンバーがストレスを抱えず、衝突することなく仕事を進めるために、ワーキングアグリーメントの作成、運用が鍵になります。

    ワーキングアグリーメントを取り入れる具体的なメリットは以下です。
    [メリット]
    ・チーム内でメンバーやプロダクトに対する価値観や判断基準を明確にできる
    ・ルールを定めることで自発的に行動しやすくなる
    ・メンバー間の衝突が発生した際にスムーズに沈静化できる

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    ワーキングアグリーメントの作成方法

    Scrum-Working-Agreement-5

    ワーキングアグリーメントで定義するルールは、基本的にチーム全員で合意したものであればなんでもOKです。

    例えば、ポリシーや価値観、愚多的な行動指針、日々の業務やタスクなどで守ってほしいことで構いません。観点としては以下のようなものがあります。
    [観点]
    ・チームの価値観
    ・日々の業務で守りたいこと、守ってほしいこと
    ・意見が衝突した際の決着方法
    ・チームとしての”決定”するためのルール
    ・ルールを見直すためのルール
    ・ルールを破った場合のペナルティ
    など

    初回のワーキングアグリーメントの作成方法を紹介します。
    [作成方法]
    1. 開発着手前にプロジェクトメンバー全員でワーキングアグリーメントを検討するMTGを開催する
    2. チームで検討したい観点を洗い出す(慣れない場合はスクラムマスターがファシリテート)
    3. (個人作業)各観点で守りたい、守ってほしいことをメンバー全員がそれぞれ検討する
    4. (チーム作業)個人で検討した結果をチーム内で共有し、類似のものをまとめる
    5. 挙がったルールの中から、特に実施したいことを7つ程度を目安に選ぶ(ドット投票がおすすめ)
    6. 投票の結果をもとに、チーム全員の合意を持って、ワーキングアグリーメントを作成する
    7. 作成したワーキングアグリーメントは、メンバー全員が目に入る場所に掲示しておく

    ワーキングアグリーメントは、何か問題が起きた時にその都度ルールの追加や変更を検討できます。そのため、初回はあまり考えすぎず、ルールを少なめにして運用を開始してみましょう!

    ワーキングアグリーメントの具体例

    Scrum-Working-Agreement-6

    私のチームや近くのプロジェクトで運用されているワーキングアグリーメントを参考に具体例を掲示しておきます。観点や具体的な取り組みに迷った際の参考にお使いください。

    [ポリシー/価値観]
    ・ユーザーフィードバックが正義
    ・正しいものを正しくつくるがモットー
    ・チームのことはチームで決める(上司や他の部署に振り回されない)

    [日々の業務]
    ・できる人ほど、他の人の意見に耳を傾ける
    ・同じ意見でも、全員が発言する
    ・残業はしない
    ・会話中に不明点はすぐに聞く
    ・30分考えて分からければ他の人に相談する(30分ルール)
    ・7割の稼働で計画を立てる
    ・会議中にスマホは触らない
    ・デイリースクラムは毎日10:15から行う
    ・デイリースクラム前にタスクボードの状況を最新化しておく
    ・リモート会議の時は顔出しをする
    ・チャットで@メンションがついたら必ずリアクションする
    ・MTGは10:00〜17:00の間に設定する

    [意見が衝突した場合]
    ・2人だけで議論を続けない。必ず第三者(他のメンバー)を含める
    ・どちらかではなく、どちらの意見を取り入れる折衷案を検討する
    ・否定する際は、根拠と代替案を提示する
    ・一晩寝かせる。その日の議論は多くても1時間までとする。

    [決定のルール]
    ・チームの方針決定は、全員の意見を聞いた上で多数決で決定する
    ・チームの方針決定は、3分の2以上のメンバーが全員合意していればOKとする
    ・プロダクトバックログのプラニングポーカーで3回実施しても決まらない場合は見積りが大きい方を採用

    [ルール変更のルール]
    ・レトロスペクティブ後にワーキングアグリーメントの見直しを行う
    ・ルールの変更は全員の合意を持って行う(不参加の人にはチャットで承諾をもらう)

    [ペナルティ]
    ・ルールを破ったかどうかは他者判断
    ・イエローカードが2枚でペナルティを実行
    ・スプリント後に違反数を集計し、違反数に応じてバツを実行
    ・チーム全員のデスクやホワイトボードを掃除
    ・チームに300円未満のお菓子を差し入れ

    ワーキングアグリーメントのよくある失敗例

    Scrum-Working-Agreement-7

    ワーキングアグリーメントが運用されなくなる一番の多い原因は「ルールの肥大化」です。

    [肥大化する原因]
    ・ワーキングアグリーメント作成時に、挙がったルール全てを盛り込んでいる
    ・ふりかえり時に問題点に対するルールの追加のみを行なっている
    ・ふりかえり時に全員が自然に守れているもの(定着したルール)を削除できていない
    ・実行できているものまで、全てワーキングアグリーメントに明記している
    ・細かいルールを全て明記している

    ルールが多いと。。。
    ・定義しただけで満足しがち
    ・メンバーがワーキングアグリーメントの内容を把握できていない = 守れない
    ・ワーキングアグリーメントに沿っているかの確認に時間がかかる

    ワーキングアグリーメントはチームの価値観をすり合わせて、円滑に共同作業を進められるようにすることが目的です。ワーキングアグリーメントは、何か問題が起きた時にその都度ルールの追加や変更を検討できるという点を意識して、ルールが肥大化してきた時は、現在の問題やチームのポリシーのみに絞って運用するようにしましょう。

    チームにとって譲れない or 優先度の高いルールに限定して運用し、チームの状況によって見直すことを心掛けましょう。

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