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【需要拡大】アジャイル・スクラム開発の経験を活かして転職!

アジャイル開発を実践していると様々な理由で「転職」を考える人も多いと思います。

プロダクトオーナー

もっとユーザーの声が聞けるプロダクトを開発したい!

スクラムマスター

いろいろなチームを見てきた経験や知識をもっと活かしたい!

開発者

今のスキルや経験値があれば、もっと年収アップできるかも!

上記のように転職を検討する人の理由は様々だと思います。
この記事では、今需要が高まっている「アジャイル人材」の需要や年収について紹介します。

この記事でわかること

・アジャイル人材の需要を把握できる。
・一般的なエンジニアとアジャイル人材の年収の違いがわかる。
・IT業界で転職をおすすめする理由がわかる。

スクラム開発の概要を学習したい方は、「【初心者向け】5分で解説!スクラム開発とは?」の記事をご確認ください。

目次
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アジャイル人材の需要と年収を知ろう

そもそも、なぜ今アジャイルなのか?

why-agile

みなさんが職場で実践している「アジャイル開発」を多くの企業が採用しているのには以下のような理由があります。

アジャイル開発が採用される理由
① ビジネス環境の変化に対応し、持続的に価値あるプロダクトを提供し続けられる。
② プロジェクトを成功へ導く可能性が高いというデータがある。
③ プロジェクトに関わる全員にメリットがある

→アジャイル開発が採用される理由の詳細は別記事で解説しています。

不確実性や社会的変化が大きい現代では、日々変化する顧客の要求に柔軟に対応するためアジャイルな考え方が必要不可欠です。それを表すかのように「GAFA」をはじめとしたアメリカのシリコンバレーの企業ではアジャイル開発の採用が80%(※1)を超えています。世界的には一般的な開発手法になっているアジャイル開発ですが、アジャイル開発の日本の導入率は20〜40%程度(※2)にとどまっています。

※1 「Status of Agile Report」のデータより。
※2 「企業IT動向調査報告書2020」のデータより。

日本はアジャイル人材が少ない

日本企業のアジャイル導入率が少ない理由の一つとして、アジャイル人材が不足していることがあります。以下は、2021年時点でのCSM資格(certified scrum master)の累計取得者数の世界と国内のグラフです。

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画像:Agile Business Institute Inc.-CSPO研修より

年々、国内のCSMの取得者数は右肩上がりに増えている状況ではありますが、世界と比較すると圧倒的に有識者の人数が足りていないことがわかります。

アジャイルの導入率は年々拡大

以下の表は、リサーチ&アドバイザリ企業であるガートナージャパンが2019年2月にアプリケーション開発におけるアジャイル開発の導入率を調査した結果です。

Gardner Japan
画像:ガートナー、アプリケーション開発 (AD) に関する調査結果を発表

従業員数2000人以上の大企業では、アジャイル型開発手法を「採用中」の割合が継続/拡大と縮小を合わせて40%近くに上り、「未採用:採用予定あり」の割合も30%に達していることが分かっています。

スクラムマスターの年収は一般的なIT人材の1.5〜2倍

企業がアジャイルを導入したいと考えても、正しくアジャイル開発のマインドを理解し、実績のあるアジャイル人材がそもそも市場に少ないというのが現状です。

その結果は、スクラムマスターと一般的なITエンジニアとの年収に明確に表れています。

ITエンジニアの給与統計ではITエンジニアの平均年収は498万円ですが、スクラムマスターの平均年収は600〜1200万円とされています。Dodaの年収別求人数の割合を見ると、ITエンジニアは600万円以上の層が最も多い求人数となっており、スクラムマスターは1000万円以上の層が最も多い求人数となっております。この結果から、アジャイルの知識・経験を武器に転職をすることで年収がアップする可能性が高いことがわかります。

企業はアジャイル開発を導入したいが、アジャイル人材の絶対値が少ない
→結果的に一般的なエンジニアと比べて年収が1.5〜2倍程度になっている。

IT業界では転職は一般的

IT業界では以下3つの理由により、転職が一般的なものになっています。

IT業界で転職が盛んな3つの理由

・自身のキャリア形成のためにスキルアップが必須。
・ピラミッド構造のため上流ほど労働条件が良い。
・終身雇用や年功序列の概念が希薄し、若手でも高収入の求人が多数。

理由①:自身のキャリア形成のためにスキルアップが必須

近年では、若年層を中心に個人のキャリア形成を考える人が多くなっています。そのため、現在の職場で思うようなスキルが獲得できないと自身のキャリア形成のために転職を検討する人が増えています。

開発スキルや経験を磨きたい

開発経験を積みたくても、マネジメントや調整系の業務が多いため、もっとプログラミングをする機会やエンジニアに特化する環境を求める

幅広い業務や工程を担当したい

業務委託案件が多く事業企画やマーケティングなどの上流工程を担当したくてもできる環境にないため、上流工程を担う企業に転職し、新たな業種へ挑戦したい

新しいスキルを身に付けたい

業務委託の案件が多く、開発案件の内容や言語がマンネリ化しているため、新しい技術の獲得や活用に注力している企業に転職して、幅広いスキルや知識を身につけたい

就業先の事業形態や業務内容によっては偏った知識や経験になってしまい、自身が描くキャリアパスの実現へ向けて幅広いスキル獲得ができないということもあります。自身が置かれている環境と将来の目指す姿のギャップを認識し、自分のスキルアップを図るために転職する人が増加しています。

理由②:ピラミッド構造のため上流ほど労働条件が良い

IT業界にはピラミッド構造が存在しており、上流工程を担う会社や職種ほど年収や労働時間などの労働条件が良いという実態があります。そのため年収アップのために、様々な案件の経験を積み新たなスキルを獲得してより待遇の良い会社へ転職を目指すのが一般的です。

理由③:ジョブ型雇用の拡大に伴い、若手でも年収アップが期待できる

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メンバーシップ型:その人に対して仕事を配置するため、具体的な業務は決まっていない。
ジョブ型:仕事に対して人を配置するため、業務内容や役割、求められるスキルが具体的に決まっている。

IT業界では、ビジネスモデルの変化によりユーザーのニーズに素早く対応する必要があり、その実現のためには高い専門性を持つ人材の獲得が欠かせません。そのため、雇用形態も効率よく専門性が高い人材を確保できるように、これまでのメンバーシップ型での雇用から、仕事内容や求めるスキルを明確にしたジョブ型の雇用に変化しています。

ジョブ型雇用のメリット
・自分が得意とする専門分野で業務に携われるため、成果をあげやすい。
・成果に応じて勤続年数や年齢など関係なく給与が決められるため、モチベーション向上につながる。
・仕事を通して、専門性の発揮やスキルアップができる。

ジョブ型雇用のデメリット
・仕事に対しての雇用であるため、その仕事がなくなったときに潰しが効かない。
・専門性の維持や向上へ向けて主体的に学習する必要がある。

2020年に経団連でジョブ型雇用の導入が推奨されたことがきっかけに、日立やKDDIなどの大手企業がジョブ型雇用の導入を表明しています。

これまでのスキルや経験を生かし、ジョブ型雇用の企業に転職をすることで、自身の市場価値に対する適切な評価を受けることができ、年収アップに繋がります。

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転職で得られる6つのメリット

アジャイル人材に需要があり、年収も魅力的であることはわかったが実施に転職となると悩む。。」と感じている方も多いと思います。私も転職活動する前は同じように考えていました。皆さんの背中を少しでも後押しできるように、私が転職活動をすることで得られた6つのメリットを紹介します。

自身の経験やスキルの棚卸しができる

「これまでの自分が何をやってきたか」をふりかえり、経験した業務や獲得したスキルをまとめることを”棚卸し”と呼んでいます。棚卸しで自身の強みを明確にすることで転職活動での会社や職種選びに活かせます。キャリアの棚卸しをするなら「RECRUIT AGENT」の転職支援ツールがオススメです。

自身の市場価値を知ることができる

現在の年収が適切かどうか考えたことはありますでしょうか。今の自分はどのくらいの市場価値があるのかを把握しておくことは大切です。市場価値を確認するなら「ミイダス」がオススメです。膨大なデータから経験やスキルが似ている人の統計をとり、適正年収などを診断してくれます。

年収がアップする可能性が高い

まず前提として、年収が上がる場合は自分の能力と年収の間にギャップがあった場合です。
dodaの「年収アップ転職の傾向」のデータを見ると、実力の差が表れはじめる20台後半の人の転職が最も年収アップする可能性が高いとあります。

20代後半は、着実にスキルを磨いてきた人とそうでない人の差が大きく開き始める時期です。そのため、年功序列型→実力・実績評価型の企業へ転職した場合に年収が一変することも珍しくありません。本ブログでアジャイル開発のスキル獲得に励んでいる方は「着実にスキルを磨いている人」に当てはまると思います。

視野やコミュニティが広がる

職場の中でチームが変わったり、所属部署が異動になったりするだけでも文化や考え方が大きく変わり、都度人脈も広がっていくものです。その結果、新たなスキルを獲得やこれまでのコミュニティを活かすことができ、俗に言う「仕事ができる人」に近づいていきます。「井の中の蛙、大海を知らず」ではありませんが、視野が広がると考え方が変わってきます。

やりたい仕事ができる、能力やスキルを活かせる

アジャイル開発を実践していると、以下のような考え方が出てくると思います。

・プロダクトオーナーではなくエンジニアとしてスキルアップしていきたい。
・開発部門ではなく、企画部門でプロダクトオーナーのスキルを活かしたい。
・開発チーム内のスクラムマスターではなく、組織全体をコンサルするような立場になりたい。

私自身「アジャイル開発を実践してみたい!」という気持ちで転職活動をしておりました。自身でやりたい仕事やより能力を発揮できる環境を検討し、そこに向かって行動することは、まさに「アジャイルな人材」だと思います。

憧れの企業で働ける可能性がある


画像:各社ホームページのロゴより

「やりたい仕事ができる」「スキルアップができる」などはモチベーションを維持する上で大切です。
それと同様に「憧れの会社で働く」「他から羨ましいと言われる」と言った観点もモチベーションを維持する観点の一つです。

【カテゴリ別】おすすめの転職サイト&エージェント

王道(3選)

RECRUIT AGENT(リクルートエージェント)

Point

・求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1
各専門領域に特化したキャリアアドバイザー
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RECRUIT AGENTは業界トップの16万件以上の非公開求人をもつ転職エージェントです。業界別に専門のキャリアアドバイザーが担当としてくれ、登録後の面談でご自身の希望にあった非公開求人をリストアップしてくれます。また、過去実績から企業の採用担当とのしっかりとした連絡網があり、募集要項からは読み取れない具体的な業務内容や企業側が求める人材像を面接前の段階から詳細に確認することができます。また、年収交渉入社時期など個人では交渉しにくい事項もキャリアアドバイザーから直接企業の採用担当者に働き掛けてくれます。

求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1

doda(ドゥーダ)

Point

・掲載している業種や職種が幅広い
・登録後、dodaの求人情報を自由に閲覧できる
・必要に応じてエージェントサービスも利用できる
年収査定サービスで適正年収がわかる

おすすめの理由

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変えるなら、きっと今だ。

リクナビ NEXT(リクナビ ネクスト)

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全国様々な地域の求人を掲載
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おすすめの理由

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