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【初心者向け】スクラム開発におけるリーンキャンバスの作成方法・具体例

Lean-Canvas-thumbnail

スクラム開発にかかわらず、プロジェクトを進める上で「事業計画(ビジネスモデル)」は重要です。

しかしながら、多くの企業ではプロダクトの事業・企画部門と開発部門が別れており、開発チームがビジネスモデルを理解していないまま開発をしているケースがよくあります。

プロダクトのビジネスモデルを簡単にまとめるプラクティスとして「リーンキャンバス」があります。

開発者

開発できれば、事業計画はあんまり気にならないけどな……

とも坊

スクラム開発は「プロダクト価値」が重要だよ。
誰をターゲットに、どのようなマネタイズを考えているか理解して
プロダクト価値を最大化しよう!

この記事でわかること

・リーンキャンバスとは何かわかる
・リーンキャンバスを作成するメリットを理解できる
・リーンキャンバスの作成方法や具体例を知れる

その他の「スクラム開発における作成物」が気になる人は、以下記事をご確認ください。

目次
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リーンキャンバス(Lean Canvas)とは?

What-is-Lean-Canvas

リーンキャンバスとは、9つの要素でビジネスモデルをまとめるフレームワークです。

スタートアップ企業がビジネスモデルを整理する手法として「Runnnig Lean」の著者であるアッシュ・マウリャ氏が提案しています。

リーンキャンバスを作成することで、顧客のニーズに沿ったビジネスモデルを検討することができます。

リーンキャンバスを作成するメリット

スクラム開発において、リーンキャンバスを作成するメリットは以下です。

・事業や企画部門とのコミュニケーションの活性化につながる。
・9つの要素の検討のみで良いため、開発着手までのリードタイムが短くて済む。
・ビジネスモデルの要点がまとめられているため、関係者全員で共通認識を持つことができる。
・開発するプロダクトが「顧客のどのような課題を解決するためにあるのか」を再確認できる。
・プロダクトが市場で評価されなかった場合にビジネスモデルの見直しが容易になる。

プロジェクト開始前に作成しておくことでより効果を発揮します。

何が明確で、何が不明確かを、関係者全員が共通認識を持つことでプロジェクトの成功率は大きく向上します。

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リーンキャンバスの作り方

リーンキャンバスの作成方法はとてもシンプルです。

[基本ルール]
作成者
・プロダクトオーナー、開発者、ステークホルダー(事業部門や企画部門の担当者)
※ ステークホルダーの協力が難しい場合は、スクラムチームで叩きを作成し、認識齟齬がないか確認してもらいましょう。

作成タイミング
・スプリント開始前
※ 開発着手前にステークホルダーとプロダクトオーナーで作成し、「スプリント0」の期間で開発者へ連携することも多いです。

タイムボックス
・30分〜4時間程度
 ※ 取り巻く環境の変化やユーザーからのフィードバックによって定期的に見直します。
   そのため、初回検討で多く時間はかけず、記載できない項目があってもOKです。

[作成手順]
以下の「9つ要素」でビジネスモデルを整理します。
①顧客:顧客となるターゲット(ペルソナ)を決定する。
②課題:顧客が解決したい上位3つの課題を洗い出す。
③価値:どのような価値を顧客に提供できるか。
④ソリューション:顧客の課題をどのように解決するか。
⑤販売経路:どのように顧客にアプローチするか。
⑥収益の流れ:どのように収益化するのか。

⑦コスト構造:固定費や変動費にはどのようなものがあるか。
⑧主要指標:ビジネスが順調か判断する指標は何か。
⑨圧倒的な優位性:競合が簡単に真似できないプロダクトの強みは何か。

Lean-Canvas-FrameWork

③価値:どのような価値を顧客に提供できるか。
プロダクトやサービスを通して、顧客提供する価値を記載します。
また、どのように競合との差別化を図るか(独自の価値は何か)も明記しておきましょう。

・プロダクトが提供する価値のうち、競合と比較してよりアピールできるものは何か?
・顧客が思わず利用したくなるようなデザインや操作性になっているか?

※ この項目が「最も重要で、最も難しい」要素です。
※ “競合との差別化” = “ユニークな価値を提供する”(UVP:Unique Value Proposition

9つの要素の観点を解説!

リーンキャンバスで検討すべき9つの要素に関して解説してきます。

①顧客:顧客となるターゲット(ペルソナ)を決定する。
プロダクト開発において、そのプロダクトを利用する顧客を予め設定しておくことが重要です。
リーンキャンバスでは、顧客の中でも初回ユーザーとなるターゲットを「アーリーアダプター」として記載します。

・顧客(ペルソナ)を絞ることで、ムダな機能を開発しなくて済む。
・課題整理やプロダクト優位性の検討がしやすくなる。
・ビジネスの検証をスモールスタートできる。

ペルソナシートを利用すると簡単に作成できます。

②課題:顧客が解決したい上位3つの課題を洗い出す。
顧客が抱えている課題を、優先順位が高いものから3つ記載します。
次にその課題をすでに解決しているプロダクトやサービスがないか確認し、競合を書き出しましょう。
顧客課題と競合サービスを把握することでプロダクト方針の検討がしやすくなります。

④ソリューション:顧客の課題をどのように解決するか。
顧客の課題に対して、どのようなソリューション(解決策)を提供するか記載します。
リーンキャンバスの作成時点では詳細化する必要はなく、箇条書きレベルで考えているものを記載しましょう。

販売経路:どのように顧客にアプローチするか。
プロダクトをどのように顧客に届けるかを記載します。

・SNSの活用(YouTube, Twitter, LINEなど)
・SEO
・オンラインセミナー
・オフラインでの紹介(展示会での出展や対面での営業活動)

⑥収益の流れ:どのように収益化するのか。
プロダクトを通して、どのように収益を得るかを記載します。売り上げを上げるための仕組み作りはとても重要です。

・収益化できるポイントを考える
・収益化のポイントまで顧客が辿りつくルートを構築する

⑦コスト構造:固定費や変動費にはどのようなものがあるか。
価値を提供するために必要な費用を記載します。具体的な金額が記載できない場合は、概算の値で問題ありません。
固定費や変動費の観点で取りまとめても整理しやすいです。

・人件費
・外注費(開発体制、運用体制)
・その他経費(交通費、書籍購入費、研修費、広告費など)
・サーバー費用

⑧主要指標:ビジネスが順調か判断する指標は何か。
一般的にはKPIを記載します。
スクラム開発においては、事業側と開発側でどちらの目標達成にも寄与できる指標を検討するようにしましょう。
プロダクトの指標として「NSM(North Star Metric)」がおすすめです。

⑨圧倒的な優位性:競合が簡単に真似できないプロダクトの強みは何か。
競合他社に真似できない自社プロダクトの強みを記載します。
プロダクトの機能やデザインでは圧倒的な優位性とは言い切れないことが多いです。
EAT観点や他プロダクトとのシナジー効果などを含めて強みを検討しましょう。

・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
・他プロダクトとの独自のシナジー

具体例(サンプル)を紹介

本サイトのリーンキャンバスをサンプルとして添付させていただきます。

アウトプットのイメージを感じてもらえると幸いです。

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