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【簡単解説】スクラム開発にインペディメントリストの作成方法・具体例

Agile-Impediments

スクラム開発において、作業進捗に影響を及ぼす障害や妨害はつきものです。

この記事では、どのチームも直面するであろう「インペディメント(Impediment)」に関して、わかりやすく解説します。

認識齟齬が頻繁に発生したり、
スクラムイベントで時間が足りないことがよくあるんですよね。。。

チームの生産性向上のためには、インペディメントの管理が重要だよ。
インペディメントに関して、具体例や管理方法を解説するよ!

この記事でわかること

・「インペディメント(Impediment)」とは何かわかる
・どのようなものをインペディメントととして挙げれば良いかわかる
・インペディメントリストの管理方法や具体例を知ることができる

目次
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インペディメントとは?

Agile-Impediments-1

インペディメント(Impediment)とは、プロジェクトのゴールを脅かす障害や妨害のことです。

インペディメントは、プロダクトに対する技術的な負債や日常業務の中で効率化が必要なもの、対人関係や第三者からの割り込みなど、プロジェクトに関する全ての事象が対象となります。

インペディメントやインペディメントリストという言葉は、スクラム開発をしているとよく耳にしますが、インペディメントの解消へ向けて根気強く取り組めているチームは少ないと思います。

この記事を通して、皆さんのチームに隠れている「インペディメント」に気づけるようになり、少しでもチームが良い方向へ近づくと幸いです。

インペディメントを可視化する目的

[目的]
問題や上手くいっていないことをスクラムチームが把握し、そのインペディメントにフォーカスできるようにすることがインペディメントを可視化して管理する目的です。

スクラムチームは最大限のパフォーマンスを発揮するために、問題になりそうなことや上手くいっていないことに素早く対応する必要があります。これがスクラムの理想型です。

しかしながら、理想と現実にはギャップがあります。

Agile-Impediments-2

問題を見つけても解決が難しい場合や時間がかかるものがほとんどです。

そのため、インペディメントを解消すること自体がプロジェクトを進めていく上で邪魔になるため、多くのスクラムチームは簡単に解決できそうな問題しか取り上げなくなってしまいます。

スクラムチームの本当の障害を除去することにフォーカスしないことが一番の障害」なのです。

それを防ぐために、問題になりそうなことや上手くいっていないことに気がついたタイミングで、その障害の難易度や大きさに関わらず可視化することが大切です。

まずは、インペディメントがあることをスクラムチーム全員が認識し、日々の活動の中で優先度をつけて改善していくようにしましょう。

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インペディメントの観点や具体例

Agile-Impediments-3

前提として「チームの進捗を妨げるものであれば何でもOK」です。

チーム内外、障害の大小、現在/未来に関わらず、気づいたタイミングでインペディメントとして挙げておくことが大切です。

とはいえ、スクラム開発をはじめたばかりのチームでは悩むことも多いと思います。

ここでは具体例を紹介しますので、インペディメントの観点を参考にしていただき、ご自身のチームにも当てはまるものがないか是非参考にしてください。

【外的要因
・割り込みタスクが頻発する
・商用アラートが増えている
・スクラムチームメンバーに兼任者が多い
・上司やビジネス部門の要望に逆らえない
・クラウドの利用申請にどのくらいの時間がかかるか読めない
・POの決定権がない

【プロダクト/技術】
・よく知らない技術を活用する必要がある
・○○機能のソースコードが大きくなりすぎで手がつけにくい
・インフラ周りの理解が××さんに依存している

【スクラムチーム/イベント】
・意思決定者が明確でない
・見積り精度が向上しない
・スクラムイベントが時間通りに始まらない
・リリース計画が荒い
・フォロー依頼が出しにくい
・ワーキングアグリーメントが肥大化している
・DoDが守れていない
・最近ユーザー価値を考えられていない
・スプリントレビューが報告会になっている
・AさんとBさんがよく揉める
・必要な情報が不足している
・先行タスクとの依存性が考慮されていない(作業待ちになることがある)

【日常業務】
・繰り返しの作業が多い(動作確認やリリース時)
・PCが重くてイライラする
・A会議室のスピーカーの調子が悪く、声が聞き取りにくい
・会議が多く作業時間が取れない
・会議室が確保できない
・残業が多い

インペディメントリストを作成しよう

Agile-Impediments-4

スクラムチームのインペディメントをリスト化したものを「インペディメントリスト」と言います。

ここではインペディメントリストへの登録タイミングや管理者、取り組み方法などを説明します。

誰が登録できるの?
スクラムチームのメンバーであれば誰でもインペディメントを登録できます
(プロダクトオーナー、開発者、スクラムマスター)

登録するタイミングは?
インペディメントは、気がついたタイミングでいつでもインペディメントリストに登録できます
 ※デイリースクラムやレトロスペクティブの場以外でもOKです。

誰が管理するのか?
インペディメントリストの管理者はスクラムマスターです。
 スクラムマスターはインペディメントリストを使って、スクラムチームがインペディメントを取り除けるように働きかけます。

インペディメントは誰が取り除くのか?
スクラムチーム全員で取り除きます。
 スクラムチームとステークホルダー間のインペディメントはスクラムマスターが積極的に対応するようにしましょう。
 ※スクラムマスターはインペディメントリストの管理者ですが、インペディメントの除去にはチーム全員で取り組みます。

インペディメントリスト運用時の失敗例

Agile-Impediments-5

インペディメントを取り除くことが上手くいっていないチームは、以下の当てはまっていることが多いです。

ご自身のチームに当てはまっているものがないか確認しておきましょう。

[失敗例]
・インペディメントリストが作成されていない
・レトロスペクティブの場でインペディメントに対するアクションが盛り込まれていない
・インペディメントリストが優先順に並んでいない(優先順位が決まっていない)
・インペディメントのアクションに対するふりかえりをしていない
・インペディメントを完全に取り除くことしか考えていない(軽減策でも可)
・インペディメントリストが組織に公開されていない(透明性がない)
・スクラムマスターがチームへの働きかけを怠っている

インペディメントリストを上手く運用するための取り組み

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インペディメントリストの効果を最大化するための取り組みを共有します。

失敗例の裏返しであることも多いですが、皆さんのチームで取り入れられそうなものがあれば、是非チャレンジしてみてください。

[ノウハウ]
・デイリースクラムやレトロスペクティブのアジェンダにインペディメントを考える時間を設ける
・スクラムマスターがインペディメントに対する取り組み状況をレトロでフィードバックする
・優先度の高いインペディメントから”1つ1つ”片付けていく
・アクションアイテムにインペディメントに対する取り組みを1つは含める
・インペデイメントに対する取り組み結果をレトロでふりかえる
・インペディメントの完全除去ではなく、軽減策を検討してみる
・インペディメントリストを公開し、他のチームに類似項目や解決策が既にないかヒアリングしてみる

参考資料

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
Ryuzen.com
スクラムマスター―あえて不都合な事実に目を向ける“チームの医者”

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