スクラムの作成物(5選)

スクラム

この記事では、

・スクラム開発の具体的な作成物がわからない
・実際に始める時に準備するドキュメントは何?

と悩んでいる方に向けて、

・スクラム開発を進める上で重要な5つの作成物
を説明します。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

この記事で読んでわかること!
  • スクラム開始時に必ず作成する3つの作成物
  • スクラム開始前に作成する2つの作成物
  • 各ドキュメントの概要


スクラム開発では、ドキュメントの作成者と利用者が、同じ認識を持つことで情報の透明性が最大化できます。スクラム開発をはじめる前に、概要を確認しておきましょう!

スクラム開始時に必ず作成する3つの作成物

以下の3つの作成物は「スクラムガイド」にて定義されています。

  • プロダクトバックログ
  • スプリントバックログ
  • 完成の定義

上記の3つはスクラム開発を実施する上では、必ず作成するものとなります。
一つずつどのような作成物か確認していきましょう!

プロダクトバックログ(PBL)

プロダクトの開発や改善に必要なタスクが優先度順に並べられた一覧です。

プロダクトバックログに登録されているタスクをプロダクトバックログアイテム(PBI)と呼びます。

スクラムチームやステークホルダーがプロダクトバックログを共有することで、作業の価値や優先度、どのような作業を行うかを確認することができ、全員が共通のゴールを目指すことができます。

@利用しているツールは「Jira」です。無料枠もあるので試しに使うのもOKです。

上記のイメージの場合「BLOGSCRUM-1「プロフィール」を作成する」が一つのプロダクトバックログアイテムとなります。

とも坊

プロダクトバックログはスクラムチームが行う作業を示す、唯一の情報源なんだ!

概要や具体的な作成方法は、以下の記事をご確認ください。

プロダクトバックログ
「プロダクトバックログとは何か?」をはじめ、「PBLの作成方法」「Readyな状態」など、スクラムでプロダクトバックログを作成する上で必要な基本的な知識を説明しています。実際にスクラムを開始する前の確認していただくことで、目的を見失わずにスムーズにスプリントを開始できると思います。

スプリントバックログ(SBL)

スプリントの目的、スプリント中に実施するプロダクトバックログアイテムを完了するために必要なタスクがまとめられた一覧です。

SBLは、スプリントゴールを達成できるかリアルタイムに検査・適応するために開発者が作成します。

デイリースクラムなどで、SBLをチェックすることで、スプリントゴールが達成できるかの検査し、リスクがある場合は、適応のためのアクションが計画できます。

とも坊

スプリントで実施する作業選んで、それぞれサブタスクを作成しているんだね!

概要や具体的な作成方法は、以下の記事をご確認ください。

スプリントバックログ
「スプリントバックログとは何か?」をはじめ、「SBLの作成方法」「SBIの粒度・見積り」など、スクラムでスプリントバックログを作成する上で必要な基本的な知識を説明しています。実際にスクラム開発を実施する前に、一読いただくことで、目的を見失わずに、スムーズに開発に取りかかれると思います。皆さんのお役に立てると嬉しいです。

完成の定義(DoD)

プロダクトの品質基準を満たす「インクリメント」の状態を示したルール(確認するためのチェックリスト的なもの)です。

(完成の定義 = Definition of Done)

DoDにより、何を持って作業が完了したか、全員が共通の認識を持つことができます。

透明性が確保できないと、メンバーによって完成の精度が異なり、品質の低下に繋がります。

完成の定義(例)
  • ユニットテスト(単体テスト)を実施済みである
  • 結合試験が実施済みである
  • ソースコードをクロスチェックしている
  • コーディング規約が守れていることを確認している
  • 関連ドキュメントの更新が完了している

概要や具体的な作成方法は、以下の記事をご確認ください。

完成の定義(DoD:Definition of Done)
スクラム開発を実施する上で、「完成の定義(DoD)」の作成は必須ですが、作成したDoDが機能していないというチームは多いのではないでしょうか。 この記事では、完成の定義の概要・作成方法を簡単に説明し、効果的に運用するためのTipsを説明します。一読いただくことで、スムーズすることができると思います。ぜひご確認ください!

(参考)インクリメント

スクラム開発でのインクリメントとは、プロダクトゴールへ向けた具体的な成果物のことです。

上記のように、スプリントで作成したインクリメントは、これまでのスプリントで作成したインクリメントに追加され、プロダクトが成長していきます。

ユーザーへ価値を提供するためには、すべてのインクリメントが連携して動作し、プロダクトとして利用可能な状態になっている必要があります。

そのために、完成の定義を満たさない限り、スプリントで実施した作業をインクリメントと見なすことはできません。

とも坊

今回のスプリントの成果物(アウトプット)をインクリメントって言っているだね!

(参考)受け入れ基準(AC)

「完成の定義」と類似のものとして「受け入れ基準(AC)」があります。

受け入れ基準は、プロダクトバックログアイテムに対する機能的な要件が満たせているかを判断するためのチェックリストのようなものです。

また、受け入れ基準はプロダクトバックログアイテムごとに異なるのに対して、完成の定義は複数のプロダクトバックログアイテムで共通して満たす項目のチェックリストとなります。

そのため、「完成の定義」と「受け入れ基準」の両方がOKとなって、はじめて完成となります。

スクラム開始前に作成する2つの作成物

インセプションデッキ

インセプションデッキを作成することで、プロジェクトメンバーがプロジェクトの概要を把握し、目的やゴールに対して共通認識を持てます。
具体的な作成方法やメリットは、以下の記事をご確認ください。

インセプションデッキ
スクラム開発では「インセプションデッキ」を作成するのが一般的です。チームでプロジェクトの共通認識を持つための重要な作成物となっています。この記事では、インセプションデッキの目的・メリット・作り方を簡単にまとめています。実際にスクラム開発を実施する前に、一読いただくことで、目的を見失わずに、スムーズに開発に取りかかれると思います。皆さんのお役に立てると嬉しいです。

ユーザーストーリー

ユーザーストーリーを作成することで、プロダクトを利用する顧客(エンドユーザー)目線で、そのプロダクトで顧客にどのような価値を提供するか明確化できます。
具体的な作成方法やメリットは、以下の記事をご確認ください。

ユーザーストーリー
スクラム開発では「ユーザーストーリー」を作成するのが一般的です。ターゲットとするユーザーを決定し、そのユーザーに対して、プロダクトを通して「どのようなことを価値」を提供するかを整理するために重要な作成物となっています。この記事では、ユーザーストーリーの目的・メリット・作り方を簡単にまとめています。実際にスクラム開発を実施する前に、一読いただくことで、目的を見失わずに、スムーズに開発に取りかかれると思います。皆さんのお役に立てると嬉しいです。

まとめ

  • プロダクトバックログとは、プロダクトの開発や改善に必要なタスクが優先度順に並べられた一覧のこと。
  • スプリントバックログとは、スプリントで実施するPBIとPBIを完了させるために必要なタスク一覧のこと。
  • 完成の定義とは、何を持って作業完了とするかを決めたスクラムチームないのルールのこと。
  • インセプションデッキとは、プロジェクトの概要を把握し、チームで共通認識を持つためのもの。
  • ユーザーストーリーとは、プロダクトを利用する顧客目線で、プロダクトでどのような価値を提供するか記述したもの。
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