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【初心者向け】スクラム開発のチーム構成・役割を簡単解説!

スクラムチーム」の役割や理想的な人数をご存知でしょうか?

これからスクラム開発を実施する人はご自身が担当する役割やチーム体制に関してはしっかりと理解しておきましょう!

スクラムマスターやってほしいと言われたんだけど、
私はいつからマスターになったの?弟子は取らない主義なんですけど……

とも坊

知らないうちにマスターにされていることってあるよね(笑)
スクラムチームにおける役割と具体的に何をする人か解説するよ!

この記事でわかること

・スクラムチームの構成やどのような役割があるか理解できる
・各役割に求めること/求められることがわかる
・スクラムチームとステークホルダーの関わり方がわかる

そもそもスクラム開発って何?という方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。簡単に解説しています。

目次
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スクラムチーム構成

スクラムの基本単位は、スクラムチームという小さなチームです。
スクラムチームは、以下メンバーで構成されます。

[スクラムチームの特徴]
・各スプリントで価値を生み出すために必要なすべてのスキルを備えている。(機能横断型)
・誰が何を、いつ、どのように行うかをスクラムチームで決定する。(自己管理型)
・プロダクトに関して必要となるすべての活動に責任を持つ。
(ステークホルダーとの連携、検証、保守、運用、実験、研究開発)
・自分たちで作業を管理できるように、組織によって構成され、その権限が与えられている。

スクラムチーム全体がスプリントごとに価値のある有用なインクリメントを作成する責任を持ちます。

そのため「スクラムガイド」では、以下3つの役割や責任が明確に定義されています。
プロダクトオーナー
スクラムマスター
開発者
※リンク先で、具体的な業務内容を解説しています。

各ロールの責任と役割

ここでは、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者の責任と役割について説明します。

ご自身が担当する可能性があるロールの責任と役割はしっかりと押さえておきましょう!

プロダクトオーナー(PO)

[責任]
・スクラムチームから生み出されるプロダクトの価値を最大化することの結果に責任を持つ

[役割]
プロダクトオーナーの責任を果たすために、プロダクトバックログの管理に責任をもつ必要があります。
効果的なプロダクトバックログの管理に以下を実施します。

・プロダクトゴールを考え、スクラムチームに伝える。
・プロダクトバックログの作成/管理をする。
・プロダクトバックログアイテムを作成し、優先順位が高い順に並び替える。
・プロダクトバックログに透明性があり、見える化され、理解されるようにする。

※ 上記作業は、他の人に委任することも可能ですが、最終的な責任はPOが持ちます。

POを上手く機能させるには、組織全体でPOの決定を尊重する必要があります。

POの決定は、プロダクトバックログの内容や並び順、スプリントレビューでのインクリメントによって見える化されています。

とも坊

POも1人の人間なので、尊敬(Respect)の価値基準を忘れないようにしようね!

「プロダクトオーナー」や「プロダクトバックログ」に関しては、以下の記事で解説しています。

スクラムマスター(SM)

[責任]
・スクラムガイドで定義されたスクラムを確立させる責任を持つ

[役割]
スクラムマスターの責任を果たすため、スクラムの理論とプラクティスを全員に理解してもらえるように支援することが大切です。

スクラムマスターは真のリーダーとして以下のように様々な形で支援します。

[スクラムチームへの支援]
・チームメンバーをコーチする。
・価値の高いプロダクト(インクリメント)の作成に集中できるようにする。
・スクラムチームの進捗を妨げる障害物を排除する。
・すべてのスクラムイベントが開催され、ポジティブで生産的であり、タイムボックスが守られるようにする。
・ステークホルダーとスクラムチームの間の障壁を取り除く。

[プロダクトオーナーへの支援]
・効果的なプロダクトゴールの定義とプロダクトバックログ管理の方法を探すことを支援する。
・プロダクトバックログアイテムが明確で簡潔であることの必要性をスクラムチームに説明する。
・複雑な環境での経験的なプロダクト計画の策定を支援する。
・必要に応じてステークホルダーとのコラボレーションを促進する。

[組織への支援]
・組織へのスクラムの導入を指導・トレーニング・コーチする。
・組織においてスクラムの実施方法を計画・助言する。
・複雑な作業に対する経験的アプローチを社員やステークホルダーに理解・実施してもらう。

たくさんやることがありますが、はじめのうちは「スクラムチームへの支援」に注力し、徐々に業務スコープを拡大していきましょう。

とも坊

SMはスクラムのスペシャリストとして、スクラムチームと組織に、スクラムの考え方を理解してもらえるように働きかけることが重要だよ。

「スクラムマスター」に関しては、以下の記事で解説しています。

開発者


[責任]
・スプリントの計画(スプリントバックログ)を作成する。
・完成の定義を守り、品質を作り込む。
・スプリントゴールに向けて毎日計画を適応させる。
・専門家としてお互いに責任を持つ。

[役割]
・プロダクト(インクリメント)に関するあらゆる側面を作成することを確約する。

とも坊

開発者が必要とするスキルは、幅広く、作業の領域によって違うけど、専門家として開発者がお互いに責任を持つことが大切なんだ!

「開発者」に関しては、以下の記事で解説しています。

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プロダクトとスクラムチームの関わり方

プロダクトに対するWhy, What, Howで役割が分かれます。

スクラムチーム全体で協力し、自分たちの取り組み(Why:なぜ価値があるか)を定義します。

プロダクトオーナーは、プロダクトを通して何を実現するか(What:何を提供するか)を決めます。

開発者は、プロダクトをどのように作成するか(How:どのように実現するか)を決めます。

スクラムマスターは、スクラムチーム全体を支援します。

スクラムチームとステークホルダーの関わり方

スクラムチームがステークホルダーと関わる時は、プロダクトオーナーが窓口となります。
また、開発者へのフィードバックはプロダクトバックログを通して行われます。

そのため、ステークホルダーがプロダクトに対する要求を行うときは、プロダクトバックログの管理責任があるプロダクトオーナーに伝える必要があります。

ステークホルダーから直接開発者へ要求事項を伝えることはせずに、プロダクトバックログが開発者への唯一のインプットとなることで、開発者はプロダクト開発に集中することができます。

スクラムチームの構成・役割のまとめ

[ポイント]
・スクラムチームは、PO1名、SM1名、開発者複数名の最大10名以下の構成である。
・POは、プロダクト価値の最大化に責任を持つ。
・SMは、スクラムの原則や考え方を理解してもらうように働きかける。
・開発者は、プロダクトに関するあらゆる側面に責任を持つ。
・スクラムチーム全体で、「なぜ価値があるか?」を考える。
・ステークホルダーとの窓口は基本的にPOが担う。

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